2012年01月27日

知的生産の技術×モレスキンとEvernote

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知的生産の技術 (岩波新書)著者: 梅棹 忠夫


40年以上前の本ですが、ノートブック・手帳に関しての考察やログのとり方について普遍的な教科書のようでした。

今盛んに語られている、生産性を上げるためのインプット・アウトプットの関係。
手帳術。情報整理術。読書術。これらのクラシックが記載されています。

パソコンなんかない時代の本ですが、これを読んで、ユビキタスキャプチャーだのブレインストーミングだのエバーノートのタグ付けだの、そういった耳に新しいものは実はむしろ普遍的なものからの派生であると気づきました。


ここで、この本での知的生産とは、「頭を働かせて新しい事柄を人にわかるかたちで提出すること」です。
さらに具体的にいえば、「既存、新規の様々な情報をもとにしてそれぞれの人間の知的情報処理能力を作用させて、そこに新しい情報を作り出す作業」です。
これはパソコンのない時代の言葉ですが、現代でも変わらない事だと思います。
さらにこれからも変わらないであろうと思います。ネットやコンピューターが人間に取って代わる部分もきっとあるであろう未来において、大切なことなんじゃないかと思います。



さて、本のなかでは「手帳」「ノート」「読書」「日記」等を考察しています。

これらはライフログに関連するところで一層興味深く読めました。


筆者はダ・ヴィンチに啓蒙されて、なんでもかんでも手帳に記録する習慣をつけました。
本では「発見の手帳」と呼んでいます。その用途は
「面白いと思ったことの記述。」
「自分の着想の記録。」
です。つまりライフログとアイデアですね。


そこで、どんな構造の手帳が優れているかの考察があります。

@携帯性に優れること。本書では文庫本より小さいサイズに落ち着いたとあります。

A表紙が固い素材であること。立ったまま、左手で支えて書きとめるためです。

B製本がしっかりしていること。長期にわたって持ち歩くためです。

C中の紙は日付等の余計な印刷がないこと。罫線だけあれはいいということです。



要は、タフでシンプルなやつがいいということですね。全く同意です。

外面が共通するとはこのことでしょう。
僕も同じ理由で手帳はモレスキンポケットプレーンです。




ここで、こんなにこだわりを述べた挙句、著者は最終的に手帳を使うのをやめてしまいます。

手帳にはページが固定されていて、書いた内容の整理が困難であるという欠点のためです。


そこで著者は情報をカードで整理する手段をとり、最終的にはカードそのものを携帯するようになります。



なるほど!とも思いますが。


現代に生きる僕らには、もっと便利なものがありますよね。


Evernoteです。


スマートフォンに専用のカメラアプりを入れていけば、シャッター押すだけで手帳の内容をあんまり大きくないデータサイズでオートマティックに、タグ付きでEvernoteに放り込むことができます。
タグの変更による再整理は後でやればいいので、かなり楽です。


それ専用の手帳もあったりしますが、べつに覚書のようなものにそんなに気を使うことはないと思います。


結局シンプルなものが、一番ストレスなく継続できるのです。




知的生産の技術 (岩波新書) [新書] / 梅棹 忠夫 (著); 岩波書店 (刊)






posted by eatsoba at 01:40| Comment(0) | おすすめ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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